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抄訳版 アメリカの鏡・日本 (角川oneテーマ21)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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日本人だから?いや現代に生きる人間だからこそ読むべき
ただ受験や定期テストのために歴史を勉強していた学生に
義務教育で教えられることに対して疑問に感じていた人に読んでもらいたい名著である。
日本が欧米諸国の鏡であったように、過去もまた未来への鏡になる。
過ぎ去ったことを知る価値がここにあると私は感じた。
無謀な開戦の理由・日本の裁かれるべき罪とは・我らが今受けてる教育の是非…
欧米列強の思惑の中で翻弄され続けた近代日本。
その子孫である我々が知るべき事は決して少なくない。
※この抄訳版では値段はお手頃になっているが、原版にある第1章と4章が割愛されているで注意。
日本人として必読の本
難しい本かな
でもこれで、大東亜大戦前後の世界情勢から戦後からの日本の成り立ちの全てが解る本。。。。
GHQマッカーサーの占領政策が今も続いている日本。。。
しかしその事すら知らない、教えられていない日本人。。
当時のGHQ中枢の人間が書いた本。。
日本人として必読の本だと思う。。。。。
太平洋戦争に向けた日本の苦悩が見えてくる
私がこの本を読むキッカケになったのは
昨年末に観た「硫黄島からの手紙」だった。
後世からみるとなんと愚かな戦争を始めたのだと思える当時の日本。
その実像と欧米列強との軋轢や苦悩が本書から見えてくる。
まず本書が日本人の手によって書かれたのではなく、
GHQ内にいた著者によって書かれた点が興味深い。
何も大げさなわけでなく、また自分を正当化する必要の無い人物が、
ここまで日本と列強の立場を明確にし、
特にアメリカの矛盾を聡明な理論で説明している本は稀有ではないか。
題名こそがこの本の論点で、
第一次世界大戦から日清・日露戦争を通じて日本が欧米列強に肩を並べ、
模範としてきた彼らの思考を受け継いで邁進していく日本。
彼らの作った国際法規に反することなく進められた日本の満州進出に
彼ら自身が異を唱え、力ずくで押さえ込もうとする欧米列強。
自らの思惑のためには当時優等生であった日本でさえも裁いてしまう矛盾。
戦争や植民地化を肯定する気は無いので日本の立場を容認する気は無いが、
そこにある欧米列強の論理にいささかの矛盾もなければ、
あのような悲惨な戦争は起こらなかったかもしれないことが窺える。
単に日本が力を誇示し、世界に進出しようとしていたと解釈している人
にとっては、本書が明確にしていく欧米列強の矛盾は必見である。
私は義務教育のときから一つの疑問があった。
それほど日本人は愚かだったのか??と。
本書を読めば、鮭が川を上っていくように戦争が始まったのではなく、
稚魚が流れに逆らえずに放流されていった過程の戦争であったことが、
容易に解釈できると思う。
伏せられた考え方と事実
なぜ、日本が無謀な戦争に走ってしまったのか。
日本人自身も感じていない潜在意識から原因を探っている。
江戸時代に開国を迫られて以来、植民地支配から逃れるために欧米諸国の真似をし、富国強兵を推進してきた。欧米諸国は、強い国が弱い国を守ることが義務であり、植民地を豊かにするために指導をしていると主張していた。
資源が少ない日本が欧米諸国から独立するためには戦争によって力を見せ付けるしかなかった。しかも、日本のアジア進出を当初、欧米諸国は認めていたのだ。それは、イギリスとロシアのにらみ合いに利用されていたのだが、“合法”とされていた。
しかし、日本が欧米諸国の言いなりの生徒ではなくなってきた。単に手駒としか見られていなかったことに気づかなかった日本は、欧米諸国の許容範囲が理解できなかった。そして、勝ち目のない太平洋戦争に踏み切らざるを得ない状況に追い込まれてしまった。さらには、原爆を投下するまで降伏させないように仕向けられた。
その時代の流れが読めなかったのは日本だけである。
日本の行為を美化することは出来ない。しかし、それ以上残酷な行為を欧米諸国はしていた。
現に国際連合も、大国の利害で動いている。
だが、その現実を人々に知らせていない
この本は、終戦直後に書かれた本である。その過去から現代へ向けられた挑戦状のように感じる。
角川書店
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