彰義隊遺聞



彰義隊遺聞
彰義隊遺聞

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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弱者の視点から

有名な新撰組に比べて 彰義隊を知る人は少ない。土方や沖田のようなスターがいないことに加えて 上野の戦争はわずかに一日で終わってしまった。そんな短い間のことをドラマチックに書くことは難しく 彰義隊について書かれた小説やドラマもあまりない。私はひょっこり子母澤寛の小説を読んだことから(彼の祖父が彰義隊士)彰義隊に興味を持って関連本を読み始めた。この本は地域雑誌として有名な「谷根千」の編集者森まゆみが多くの資料にあたり、地元の上野を歩き、「谷根千」の取材の際に土地の古老から聞いたことをまとめて彰義隊の全貌を描いた労作である。大身の旗本から下働きまで 彰義隊に参加した人たちのことが語られ、さらに輪王寺宮のことも詳しく書かれて 今までの疑問がいくつか解けた。上野の戦争の後、すぐに見物に出かけ、宮様の住まいから什器を持ち出したり、見物客めあてにおにぎりを売るものがいたり、と町民たちは逞しい。江戸の人々は彰義隊贔屓と言われたが上野の近くの人たちにとっては労働に借り出されたり家が焼かれたりとけっこう迷惑でもあった。こういう庶民、敗れた後の彰義隊士とその家族、弱者の視点から森さんはこの時代を描く。



新潮社
彰義隊
明治快女伝―わたしはわたしよ (文春文庫)
明治・大正を食べ歩く PHP新書 (PHP新書)
江戸300藩 殿様のその後 明治から平成まで、大名はこう生き抜いた! [朝日新書060] (朝日新書 60) (朝日新書)
幕府歩兵隊―幕末を駆けぬけた兵士集団 (中公新書)




小野田寛郎の終わらない戦い

小野田寛郎―わがルバン島の30年戦争 (人間の記録 (109))

少将滋幹の母 (中公文庫)

少年曹操

彰義隊

彰義隊遺聞

抄訳版 アメリカの鏡・日本 (角川oneテーマ21)

昭和・平成家庭史年表

昭和33年 (ちくま新書)

昭和の遺書―南の戦場から (文春文庫)




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