少年曹操



少年曹操
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人生を振返る時期にきたら再読したい。

『少年曹操』というタイトルから

少年期からの曹操の生い立ちについて描かれた物語風な内容を

期待してしまうが、あっさりその期待は

心地よく裏切られる。

27歳で夭折した唐の詩人 李賀が曹操を歌った詩や

曹操自身が歌った詩などの解釈をしながら、

曹操の一生をたどっていく。

どの箇所もすばらしいが、「赤壁の戦い」のあとで

曹操が孫権に送った手紙の内容の解釈はスリリングである!!

『三国志』に詳しい方であればあるほど、身震いするほどの

面白さを感じられるのではないでしょうか?(多分!!)

・・・・それにしても漢詩って、こんなに面白かったのか!!

草森紳一氏の解釈は、まるで映画を見ているようである。

高校生の頃に、この本に出会うことが可能であったなら、

もう少し漢文の授業を真面目に受けていたかもしれない。

文庫として復刻していただきたい!!

お願いします。文藝春秋様!


「少年」としての観点から見た曹操

唐詩などを参考に引いて、詩人、そして「少年」としての観点から見た曹操を論じた本。視点が変わっているので最初はわかりにくく感じるかも知れないが、丁寧に描かれた曹操像に次第に夢中になること請け合い。
?曹操は元「少年」である。そして「少年」の心を終生失わなかった?話はこれを前提として進んでいく。
「少年」とは何か。思春期の青年のことではなく、かといってヤクザやチンピラの類でもなく、任侠の少年たちのことを言う。任侠と言うと曹操より劉備ら桃園三兄弟の方が思い起こされるかも知れない。劉備は任侠の親分みたいな立場にいたらしいし、その行動は任侠を任じていると思うものが多い。しかしそれは一般的に三国志を読んだ人が思い描く任侠道で、この作者草森氏が言う任侠とは少し赴きが違っている。彼の言う任侠とは遊蕩に明け暮れる金持ちの子弟たちの姿だ。彼らなりのルールに従って行動している「少年」たち。数々の詩で、憧れを込めて軽やかに詠われた「少年」の世界。草森氏はその「少年」を背景に曹操を語っていく。
ステロタイプではない曹操本

信長と似た人物を挙げれば、必ず出てくるのが魏の武帝・曹操です。
この本は旧来の悪人像に寄りかからない斬新な視点で、曹操という人物を描いています。
たいへん爽やかな本です。絶版本ですが、お勧めの一冊です。

また曹操主人公の小説には陳舜臣氏の『秘本三国志』『曹操 魏の曹一族』があります。漫画の方ならば王欣太先生の『蒼天航路』がお勧めです。
兵法の極意は『撤退』に有り!!



文藝春秋
曹操〈上〉―魏の曹一族 (中公文庫)
曹操〈下〉―魏の曹一族 (中公文庫)




小野田寛郎の終わらない戦い

小野田寛郎―わがルバン島の30年戦争 (人間の記録 (109))

少将滋幹の母 (中公文庫)

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抄訳版 アメリカの鏡・日本 (角川oneテーマ21)

昭和・平成家庭史年表

昭和33年 (ちくま新書)

昭和の遺書―南の戦場から (文春文庫)




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